Sakana bacca 梅ヶ丘 の炎上騒ぎ
国境離島交付金の一次採択が発表されました
さてさて、お待ちかねの国境離島交付金の結果発表がありました。
申請のあった43件中採択されたのは13件(うち創業3件)ですって。
ぱっと見てダメだなと思うのは、農協とか森林組合ですよね。
市役所なんて、国からどれだけ補助金を引っ張ってこられるかを考えなきゃいけないのに、なんで虎の子の国境離島交付金を農協なんぞに使わせてしまうのか。
これって、某代議士のところに持って行ったら怒られるレベルの凡ミスだと思うのですが、大丈夫ですかね。
あと、個別の案件についてどーこー言いたくないけども、交通誘導員を雇うってのもどうかと思うよね。
『建設業に伴う警備業(交通誘導警備業務)を行う人材を新たに雇用し、自社工事の警備業務に加え、島内の建設業者との取引を拡大』
要するに、道路工事のときに旗を振ってるおばちゃんたちを、常用雇用して人材派遣しましょうってことだと思うのですが、そんなもんに虎の子の(以下略)
しかも、あの東横インでさえ、正社員が集まらなくて困っているというのに、土建屋さんの旗振り要員で雇用なんて集まるのかしら。
いずれにせよ、某代議士先生のところに持って行ったら怒られると思う。
「せっかく俺がかき集めてやった交付金を無駄打ちしやがってこのやろう!」って。
他にも、明らかな忖度案件がチラホラ見受けられまして、終わってる感がひしひしと伝わって参ります。
要するに、クソだクソ!
山内町長のインタビューに心打たれたので、後日どこかで紹介するためのメモ
[破綻寸前の離島、今は生徒数が倍増 町ぐるみの大改革]島根県海士町長 山内道雄氏(下)
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO15717510V20C17A4000000?page=3
記事から一部を抜粋。
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今日の海士町があるのは、交流が盛んだからです。交流人口が増えないことには島の活性化はないだろう、と私は思います。
本土と島をフェリーと高速船が結んでいますけれども、近隣の島はまず、この船賃に関して島民割引を実施した。当初、海士町だけこの島民割引をやらなかったんです。4月から国の「離島航路運賃補助制度」の適用になりましたから導入しましたけれど、正直、あまりいい施策だとは思っていません。
島の人間だけが割引されると知ったら、外から来る人たちがどう思いますか? いい感じがするわけがないでしょう。
私たちは今、外から来る人たちに宿泊してもらい、島にお金を落としてもらって生活が成り立っている。島を維持するためには、外貨を稼がないと。だったら、もっと外の目を意識しないといかんでしょう。
ネコの幸せって何なんですかね
3年前に某獣医さんが「イエネコは家の中で飼うべきだ」って言ってたので、「たまには外で遊ばせてあげないとかわいそうでしょう?」って言ったら、「それは人間のエゴだ」と一蹴されまして。
外に出ると、いろんな危険があるのだと。例えば車に轢かれたり。
それでも、ネコはやっぱり虫を獲ったり鳥を獲ったりしたいのではないかと思ったのですが、生まれてから一度も外に出さなければ、外のことなんて知らないんだから可哀そうじゃないだろうと。
そもそもイエネコは、遠い昔に『人に飼われる』ということを選択して生き残ったのだから、家に閉じ込めたって残酷じゃないのだ。それで食べるのに困らないのだし、って。
そんな話を急に思い出したのは、某所で妙な熱が上がっているからですよ。
曰く「ヤマネコに発信機を付けると、行動が不自由になって死にやすくなる」のだと。エサを獲りづらくなるし、重い首輪が身体の負担になるから。
そうだろうとは思う。でも、なぜか納得できないのは、これを言ってる人たちがヤマネコにエサを与えているからなんだよな~
野生生物にエサを与えていいのか?
エサを食べたヤマネコはお腹が満たされて幸せかもしれないけど、そんなことしたら、エサを獲る能力が劣化しないか?
首輪型発信機を装着するとその個体は死にやすくなるかもしれないけど、ヤマネコの生態が分かるようになって、種としてのヤマネコにとっては何らかのプラスがあるんじゃないのか?
という訳で、第三者としての結論は『五十歩百歩』でしょう。どっちもどっち、目糞鼻糞を笑うとはこのことだな。
新博物館建設予定地で大きなイチョウの木を伐り倒したそうな
郷土愛って何なんですかねえ。
なんて言うと、例の道徳教科書ネタかと思いそうですが、今回はみんな気になるあの博物館のはなしですよ。
いや、長いこと公務員だったから役所のことは悪く言いたくないんだけど、やっぱりこれだけは言わずにおれないのです。
ハコモノを作るにあたって、邪魔になる何かがあれば排除しなきゃいけないし、
公共セクターのやることだから、市民全員が賛成しなきゃいけないなんて思わないし、
市の財政状況を考えたら、なるべく効率良く、コストをかけずに進めなきゃいけないと思う。
だから、博物館を建てるために、邪魔な木は伐り倒すこともあるでしょう。
移殖しようと思ったらけっこうな時間とお金がかかりますし。
でもさー、耳障りの良いことだけ言って、実際はひでーことをしてるなら、それはちょっとどうですかねえと言いたくなっちゃうでしょう。
例えば、博物館の基本計画では、「博物館建設の一番の目的は、対馬市民に郷土対馬の価値を理解していただくことだ」って書いてあるんですよ。
ここで一旦、冒頭に戻ります。
郷土愛って何なんですかねえ、、、
性懲りもなく、広報誌の一角にはまだこんなことが書いてあるんですよ。
>博物館計画についてみなさんに知ってい
>ただくため、説明会をこれまで四回行いま
>した。五月に第一回目を行って以来、数多
>くの方にご参加いただきましたが、今年度
>最後の説明会を三月十八日に行います。ま
>た、ご意見・ご質問はいつでも受け付けて
>いますので、 気軽にご連絡ください。
気軽に連絡したところで、気軽にスルーされるらしいけどね!
決定事項を一方的に通告するだけの説明会なら、何回やっても市民にとっては意味がなかろうに。
数多くの方のご参加って、いったい何人参加したんだよ!
質疑応答の内容も公開してくれよ!
本当に市民の声を反映しているなら、気軽に公表できるだろうに!
いや、いいんだよ。
市民の意見を全て反映するなんて無理な事だし、参加者が少ないのも、木を伐り倒すのも仕方ないと思うよ。
ただ、どういうやりとりがあったのか、どんな意見を反映して、どんな意見を却下したのか、その理由は何なのかをしっかり公表して、後から市民が確認できるようにしておかないと、禍根だけが残りますよ。
様々な個人・団体と連携なんてちゃんちゃらおかしいし、地域の人が何度も通う博物館を目指すのに、なんで禍根が残るようなやり方をするのか。
周辺住民の気持ちを踏みにじるようなことをしてたら、野田市郷土博物館のように市民の協力を得るのなんて土台無理なはなしだよ。
まあ、市民が資料を提供すると申し出てもむげに断るらしいから、野田市郷土博物館のような運営なんて夢のまた夢だよね~
だから、前にも書いたとおり、「専門家がきっちり進めますから、市民のみなさんは安心して待っていてください!ご意見無用です!」って言ってほしいんですよねえ。
いかにも意見を聞くようなフリをして、実際のところ専門家が決めたとおりに進めるんでしょう?
って、住民に見透かされているのにその姿勢を改めない、、、
不幸なことです。
農業ばかりが目立つけれど、漁業もかなりエグい件について
よく、日本の農業は補助金漬けだとか言うけど、漁業もジャブジャブですよね。
その数なんと、75種類!
http://www.maff.go.jp/j/aid/hozyo/2016/suisan/
しかも、漁師さんの手を煩わせないよう、自動的に恩恵にあずかれるようになっていて手厚い。
例えば漁船を取得するときは、実質半額で買える。
重油もガソリンも灯油も、ガソリンスタンドより格安に買える。
予定通りに漁獲できなくても大丈夫なようにする保険制度(漁業共済)があるけど、支払保険料の3倍を補助。(漁業共済組合連合会交付金・漁業収入安定対策事業)
これって、わたくしたちの加入する損害保険で言えば、保険料が1/4になるということですよ。
しかも、漁業共済組合の人件費も国が補助。(漁業共済事業実施費補助金)
そして、漁業共済への加入推進やらオンラインシステムの改修やらもろもろの業務費も補助。(漁業共済事業業務費補助金)
漁船が壊れたときのための漁船保険もあって、基金は100%国費造成で再保険先も国。支払保険料は最大で1.5倍が国庫補助。
その上、事故の際の保険金支払いだけじゃなく、無事故の場合は報奨金が支払われていたのだとか!
さすがにこの報奨金は会計検査で指摘されて改善したらしいのだけど、今度は「無事戻し」という還元策に切り替えたようで、、、検査院的には大丈夫なのか心配になりますね。
さらにさらに、この保険制度を効率的に運用するために、漁協に補助金(漁協事務費交付金)が支払われているのだとか。
この理由がまたすごいの。
「漁船保険組合が個別に保険料の収集を行うよりも、日頃漁業者と接触の多い漁協が保険料収集・払込業務を行った方が効率的であることから、~この収集・払込業務に係る事務費を助成することにより制度の効率的、かつ、円滑な実施を図る。」
ですと。
http://www.maff.go.jp/j/aid/hozyo/2015/suisan/pdf/suisan_30.pdf
え、おかしくねえ?
保険組合がやるより、漁協がやったほうが効率的。
なので、事務費を補助するの?
キノシタ先生が見たら鼻血を吹き出しながら怒るんじゃないかしら。
効率的にできるなら補助しなくていいじゃん!って。
などなど、個々に読むとツッコミどころ満載の漁業系補助金ですが、これだけ手を変え品を変えながらバラ撒いても、漁師さんのなり手がいない。
なので、もっともっと湯水のごとくじゃーじゃーばら撒いているのに、それでもなり手がいないなんて。
どうすればいいのでしょうか。
困ったものですね。
島おこし協働隊と集落支援員の活動報告会があったんですね
CATVで流れてて気が付きましたが。
去年まではなんとなく事前予告があって、行きたいけど行けない日程だったりしたものでしたが、今年って告知ありましたっけ?
と思ってそれらしきところを見直してみたけど、やっぱり告知してないよな~
だから市役所職員の姿ばかりが目立っているのだな。
広報の貴重な紙面をさくことはないとしても、協働隊のFacebookページって何のために(以下ry
という訳で、最初は、なんで告知しないんだよ(怒)!
と思ってたけど、ダイジェストで協働隊の活動報告を見たら納得しました。
こりゃー厳原まで見に行ったらもっと腹が立っただろうな~と。
だから告知しなかったんだろうな~
気が利くよな~
ちゃんと聞きたいと思った発表は、申し訳ないけど1人だけだったし、たった数分のダイジェストなのにツッコミどころ満載で、、、
よく「二期生が卒業した時点で、協働隊って終わったよな~」という声を聞きますけれども、異論は無い。
もう協力隊先進地とは思われなくなってしまうのでしょう。もったいないけど。
これからは、国から人件費+200万円もらえるお得な雇用制度としての活用に徹してもらいたいものです。