しまぐらし ~事務屋の日記~

霞が関で国家公務員を務めていた事務屋さんが、ひょんなことから島に移住していろいろと思うところを書き連ねていきます。

「シーグラス」でググると、今のところ12位に出てくるアノ記事ですよ

そんなこんなで、2月末に提出したいなかマガジンの原稿が、4月になっても掲載されておりません。
うそだろ~と思って、もしかしたら載ってるのに連絡が来てないだけじゃないかとチェックしてみたら、ほんとに載ってないの。
何のために1ヶ月も寝かせてるのだろうか、、、去年は3月に書いた記事が夏に掲載されてたし、何か理由があると思うんですけど、何なんですかねえ。気になる。

気になると言えば先日書いたように、新らしい記事が読まれていないのも気になるところ。
相変わらず、アクセストップ10では2年前の記事が最新。
しかも、例のシーグラスの記事がいつの間にか1位になってんの、何じゃこりゃあ?って感じですよ。

Googleのキャッシュを使ってざっくり調べてみたら、
2/27・・・6位(227ビュー)
3/11・・・4位(319ビュー)
3/22・・・3位(389ビュー)
3/27・・・2位(483ビュー)
で、今日は1位(559ビュー)なんですね。
なんだこれ。暖かくなってきたからシーグラスでも拾いに行こうかな~って検索した人が読んでくれているのでしょうか。ありがたいことですが。

しかし、なんでこんなことになってしまったのでしょう。以前のいなかマガジンは本当に読みごたえがあって面白い記事が載ってましたけど、最近はさっぱりですよねえ。
思うに、3年前から導入されたノルマ制が良くないんじゃないですかね。元々、執筆者は毎月1本書くというルールだったのですが、このノルマを達成できなかったら1本につき1万円徴収するというルールになって、そのころから質が落ちたような気がするのですが。
それまでは、ネタが無かったら書かなかったから、執筆者が書きたいことをじっくり書くことができた。けど、なんとかしてネタを振り絞って書いてるから、内容の薄いただの日記みたいな記事が増えたんじゃないですかねえ。
あとは、この業界全体に言えることですが、執筆者の質が落ちているということもあるのでしょう。悩ましいことですが、業界全体を移す鏡のようなことになっているのかもしれませんね。

すごく面白くて、毎日のようにチェックしていた元ファンとしては、本当に残念なことです。

財務省の決裁文書書き換え事件が佳境を迎えましたが

いやー。
いちおう、中央の役人の端くれだった者ですが、これはちょっと信じがたい大事件ですよ。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180312/k10011361331000.html

ぶっちゃけたはなし、決裁が済んだ文書を書き換えるということ事体は稀にあるらしいけど、それはケアレスミスを直す程度。
(他人から聞いた話だからよく分からないけどね!ね!)
決裁内容の根幹に関わる部分を修正することはあり得ないし、いわんや、国会に提出する文書を書き換えるなんて絶対にあり得ないことで。

しかも、「我ら富士山、他は並びの山」でお馴染みの財務省の本省様が?絶対にそんな危ういことしないでしょ~
と思っていたので、この報道が出てきた時点では、きっと本省に忖度して近畿財務局が勝手に書き換えたんだと思っていたものでしたが、、、まじか。
しかも、それがバレちゃうなんて。
「我ら富士山」ですよ。
バレるようなヘマをする人たちじゃないはず。

そう考えると、一部で言われているような安倍政権を追い落とすためのリークなのかしら。
昭恵夫人云々の記述があったということは、内閣総辞職まで追い込めるという算段なのか。

でもねえ、財務大臣が更迭されるだけだったりすると、後任が与しやすい人とは限らないし、むしろとんでもねえ人が大臣に据えられてしまったりしたら目も当てられない。

肉を切らせて骨を切るつもりが、肉を切らせて骨も切られちゃったりしたら大変ですよね。

 

いなかマガジンはつまらなくなりましたよね。

いなかマガジンは、つまらなくなりましたよね。
5年以上前に読んでいた人は、もうほとんど読まなくなってしまったのではなかろうか。

以前は面白かったし、参考になったし、定期的にチェックして読んでいたけれども、おそらく今は田舎系メディアとしては認知されていないのではないかと思う。
だって、最近30日のアクセス数が分かる右柱のランキングを見ると、最新の記事は2016年の9月の記事。それ以降の記事は直近30日以内に200件もアクセスが無いということですよ。
このランキングに入ってる記事も、いなかマガジンとして読まれてるんじゃなくて、検索すると引っかかってくるだけなんだろうな。検索にヒットしやすいというのは大きなメリットだけれども、このまま続くとその優位性も怪しくなってくるでしょう。
これはゆゆしき事態だと思うんですけど、編集部の人は危機感が無いのだろうか。

ざっくりタイトルだけ見ながら半年分くらい遡ってみたら、まあ悲惨な状況ですよ。これなら読まれなくても仕方ない。というか、自分でも読んでみたいと思う記事はほとんど無いし、実際に開いて読んだ記事は1本だけですもんね。

初めて執筆するときに、自己紹介的な記事なるのは仕方ないと思いますけど、何回も繰り返し「俺が俺が」って書き続けてる人は何様のつもりなのだろうか。
その地域の魅力とか、都会と比べるとこんな感じですよとか、読む人が興味を持つような記事を書かなかったら意味ないよねえと思うのだけれど。

おそらく、タイトルを工夫するだけでももう少し読まれると思うけど、編集部としてはそのあたりには手を掛けないらしい。
困ったものです。

北陸の豪雪で仁愛女子高校の試験日が延期されたというニュースの違和感

北陸の豪雪で気になるニュースが。

www3.nhk.or.jp

あまりの豪雪により、高校の試験日程を延期したのだと。

その会場でインタビューを受けた子が

「勉強をこの日のためにしてきたのに きょうできないのは残念」

と答えているのだ。

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、テキスト

この部分は全国ニュースでも使われていたので、目にした人も多いと思いますが、どうでした?

高校受験ということは、この子は中学生だ。変な応答になってしまうのは仕方ないと思うけれども、自分が面接官だったらこの子は落とすよね、きっと。

面接では「あなたは、試験を受けるために勉強しているんですか?」って確かめたい。そして、「大雪の影響で試験会場に来られない受験生がいるのだから、延期するのが当然だと思いませんか?」と。

子供が悪いんじゃなくて、親が悪いのだろうとは思うけど、こういう短絡的に損得しか考えられないような子に育ててもらちゃー困るのだよ。

百歩譲って、受験のストレスでこういう応答をしてしまったのだとしたら、過度な受験勉強をさせるよりも他にすることがあるだろうと思うのだけれども。

 

同じ日に、道路が通れなくなって雪の中で立ち往生している車が千台以上あったり、配達の途中でスタックしてしまったトラックをみんなで救出したニュースが流れたりしてたけれども、この子だけが異質で目立ってたよねえ。

被害の程度の問題とは言え、試験が延期されたくらいで残念がっているようでは、将来が心配ですよ>保護者の人

 

四万十とおわの新管理者は二番手に決まったんですね

なんかまたアクセスが増えてるな~と思ったら、新しいニュースがあったんですね。

道の駅「四万十とおわ」新管理者に 高知県四万十町議会可決 ドラマ社運営3月まで
https://www.kochinews.co.jp/article/151760/

>町は「再公募や直営も視野に入れて継続策を検討する」としていたが、募集要項の規定に基づき、基準点をクリアしていたとおわ社を新たな候補者に選定。この日の臨時会に議案を提出した。

え~?
選定委員会が役人ばっかりだから「選考過程の公平性に疑義がある」ということで四万十ドラマが選出されたけど否決した、ということだったんだから、2位の者が基準点をクリアしてても、それってやっぱり「疑義がある」んじゃないの?

やっぱり、委員会の構成からやり直さないとおかしいと思いますけれども。
その辺のロジックはどうなってるんでしょうか?

 

なんか、他人事だけど他人事じゃないよな。
お金を稼いでも、人の交流が増えても、結局は「気に入らねえ」と思われたら潰されちゃうんだもんね。
「葉っぱビジネス」も「ごっくん馬路村」も随分稼いで成功事例って言われてるけど人口は減ってるし、地域おこしって何なんですかね。

NHKのニュースには悪意を感じることが多々ありますが

NHKの夕方のニュースで、例の着付け業者夜逃げ事件の被害者のコメントで「謝っても許さないですけど」とか言ってるのを流した直後、慰安婦問題のニュースを流すのはいかがなものかと思うよな。
何しろ韓国政府のコメントが「日本側に被害者たちの名誉や尊厳の回復と心の傷を癒やすための努力を続けるよう促す。被害者たちが望んでいるのは自発的かつ心からの謝罪だ」って。
たかが(と言っては悪いけれども)夜逃げ業者の犯行でも「謝っても許さない」と言ってるのにだよ。

道の駅「四万十とおわ」を四万十ドラマが指定管理する議案が否決された記事が湧いてるので追記

なんかアクセス急増でビビッておりますけれども、念のためもうちょっと詳しく追記しておきます。

わたくしは、畦地さんとはまったく無関係でございまして、四万十町のことも詳しいわけではありません。
ただ、地域おこし業界で働いているということと、元役人ということで、この手の騒ぎが気になって仕方ない、という立場ですので念のため。
そういったわけで、実際にこの騒ぎの中身も新聞報道と役場の公開情報以外には何も分かっていないのです。

さて、イチバン気になるのは、2位になったのはどんな業者で、何を考えて応募したのだろうか、ということですよ。
四万十ドラマは道の駅の成功事例として全国的にも有名だし、なにしろ道の駅とおわでの実績がしっかりしているので、公募とは言っても普通に考えたら対抗馬は出ないと思うんですよねえ。

思いつくパターンは3つあって、玉砕覚悟でお勉強のために挑んだのか、それとも何か勝てる採算があったのか、はたまた単純にアンチ四万十ドラマの人が無謀な戦いを挑んだのか。

玉砕覚悟だとしたら、負けた時点で収束するでしょうから、たぶんこれは違うのだろうと憶測。

とすると、何か勝てる採算があったのに負けたので、議員を使ってゴネている。
もしくは、アンチ四万十ドラマで挑んでみたら負けちゃったので、議員を使ってゴネている。の2パターンなのかなと。

そうすると、「勝てる採算」って何だったんだろう?もしくは、「アンチ四万十ドラマ」の原因は何なのかな?と。
しかし、審査結果では5項目を4勝1敗と、圧倒的な差が付いてるからなー。勝てる採算もあやしい気がしてきますよね。とすると、消去法では「アンチ説」が残るわけですよ。

これが、四万十ドラマがよそ者軍団だったら分からないでもないですよね。儲かるようになったらよそ者はお役御免だぜ、というのは分かりやすい構図。
でも、畦地さんってUターンに人ですものねえ。せっかく地元に帰ってきてくれて、こんなに盛り上げてくれている人を追い出そうとするのか、、、恐ろしいことだ。


いや、少し見方を変えて、なんで議会が否決したのか、ということを考えてみる必要もあるか。
つまり、2位の業者がゴネた訳じゃなくて、単に議会が自律的に否決した、という可能性もあるんです。

新聞記事のとおり、審査委員会の構成が偏っているので認められないのか、はたまた新たな人材育成云々なのか。
前者だとしたら、かなりまともな議論だ。つまり、同じ業者に10年以上継続して管理させるというのは、役人と業者の間で癒着のおそれがある、と言うか、おそらくもうべったりなのだろう。
良し悪しは別として、役人としては四万十ドラマ以外に考えられなかったのだろうし、四万十ドラマ側も当然勝てると思っていただろうし。
その油断を突く格好で、議会が待ったをかけた。だとしたらかなりマトモな議会だと思う。うらやましいくらいだ。

一方、後者の「人材育成云々」だとしたら、これは議会が自律的にやってるかどうか非常にあやしい。議員本人か支持者かは分からないけど、アンチ勢力から推されて嫌がらせをしているだけという可能性が見えてきますよね。

最近、地方議会のダメニュースが多いから、この手の報道に触れると後者の方を連想しがちですけれども、現時点の情報ではどっちとも判断付かないですよねえ。

そもそも、指定管理制度って慎重に運用しないとこういうことになりますよね。
つまり、
・安定的に運用しようと思ったら、官業の癒着に繋がりやすい(役人は実績のある現行業者に任せたがる)
・公設民営だから、業者は少ない負担で運営を始めることができるので、儲かるようになると外野から恨みを買いやすい
という、指定管理制度のメリットとデメリットが一気に噴き出した、ということなのかもしれませんね。

いずれにせよ、続報を待ちたいと思います。