しまぐらし ~事務屋の日記~

霞が関で国家公務員を務めていた事務屋さんが、ひょんなことから島に移住していろいろと思うところを書き連ねていきます。

Sakana bacca 梅ヶ丘 の炎上騒ぎのその後

調査結果が出たようなので、いちおう評価しておこう

こんなブログ、誰も読まないだろうと思って言いたい放題言っているのに、本件を見に来ている方が多いようで恐縮です。
スターを付けてもらったので、ヒットしやすくなってるんですかね。

さて、会社の説明がコレ↓
http://foodison.jp/owabitooshirase/

予想通り、「どこの漁師が、どこの漁協を通して出荷したか」は公表されませんでしたが、その理由が『荷受会社に荷主名を照会したところ、荷主名に関する回答は得られず』ですって。

おいおい、どこの漁協の品だか教えてくれない仲卸と取引してんの?
それとも、どこの漁協の品だか分かってない仲卸なの?(それは違法か)
だったら今後はそんな仲卸とは取引しませんって宣言しておけばいいのに、再発防止に向けた今後の取り組みとしては
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(2)トレーサビリティ可能な水産商材の調達比率拡大および情報収集体制の構築
水揚げから販売まで流通経路や漁法などに関するトレーサビリティが可能な水産商材の調達比率を高めてまいります。また、水産資源の持続可能性に配慮した水産商材の調達比率の拡大に取り組んでまいります。
また、関係諸機関と連携しながら、魚種を問わず全国各地での操業規制情報を収集し、仕入れ段階で反映させる体制の構築に取り組みます。
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ええ~?
比率を高める、ということは、これまでもトレーサビリティの不可能な商品を仕入れていたし、これからも(比率は下がるけど)仕入れ続けるってこと?
やる気ねえな、フーディソン。

そして、何故かフーディソンは公開しないわび状ですが、壱岐市マグロ資源を考える会が公開してますね。
https://blogs.yahoo.co.jp/ikimaguroshigen
わび状かと思いきや、意見交換を求めてたりして、こちらも本気度がよくわからない文章になっていてなんだかなーという感じ。

これに対する産地の回答は明確で「トレーサビリティの確立を」とのこと。まったくその通りで。
産地にとっては意見交換なんて必要なくて、販売会社がトレーサビリティさえしっかり実施してくれれば、今回のようなことは起こらないわけだ。

普通に、ただの安売りのお魚屋さんだったり、都会のオシャレな魚屋として商売したいだけなら、そんな偉そうなこと言わなきゃいいのにね。
そもそも、この時期に壱岐とか対馬でマグロ漁を自粛してることを知らないなんて、まったく情報収集もしていない普通の意識低い系商売としか思えないのですが。