しまぐらし ~事務屋の日記~

霞が関で国家公務員を務めていた事務屋さんが、ひょんなことから島に移住していろいろと思うところを書き連ねていきます。

財務省の決裁文書書き換え事件が佳境を迎えましたが

いやー。
いちおう、中央の役人の端くれだった者ですが、これはちょっと信じがたい大事件ですよ。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180312/k10011361331000.html

ぶっちゃけたはなし、決裁が済んだ文書を書き換えるということ事体は稀にあるらしいけど、それはケアレスミスを直す程度。
(他人から聞いた話だからよく分からないけどね!ね!)
決裁内容の根幹に関わる部分を修正することはあり得ないし、いわんや、国会に提出する文書を書き換えるなんて絶対にあり得ないことで。

しかも、「我ら富士山、他は並びの山」でお馴染みの財務省の本省様が?絶対にそんな危ういことしないでしょ~
と思っていたので、この報道が出てきた時点では、きっと本省に忖度して近畿財務局が勝手に書き換えたんだと思っていたものでしたが、、、まじか。
しかも、それがバレちゃうなんて。
「我ら富士山」ですよ。
バレるようなヘマをする人たちじゃないはず。

そう考えると、一部で言われているような安倍政権を追い落とすためのリークなのかしら。
昭恵夫人云々の記述があったということは、内閣総辞職まで追い込めるという算段なのか。

でもねえ、財務大臣が更迭されるだけだったりすると、後任が与しやすい人とは限らないし、むしろとんでもねえ人が大臣に据えられてしまったりしたら目も当てられない。

肉を切らせて骨を切るつもりが、肉を切らせて骨も切られちゃったりしたら大変ですよね。