教科書を読むようになって気づいたことがあります
商売って面白いな、と思って真面目な教科書を読むようになったのですが。
ちゃんとした経営の教科書を読むと、書いてあることは当然で感覚的には分かっていたけれども、文章にしたり式にしたりグラフにしてみるとすごく分かりやすいし納得だし面白いなと思うんです。
例えば、いんちきくさい人がイベントの時に「今回は儲け無しで出店してます!」とか言ってることがありますけれども。
気の良い人なら「儲け無しなんてすごく優しい!」と思うかもしれないけど、一般的な消費者の感覚としては、「儲け無し」なんてありえないこと(つまり嘘)だと思いますけれども、教科書的には「儲け」って何だろうという部分が気になってくる。
イベントでの物販の場合に考えられるのは
1.[仕入れ値]で売るから儲けは無い
2.[仕入れ値+実費]で売るから儲けは無い
3.[仕入れ値+実費+人件費]で売るから儲けは無い
の3段階くらいですかね。
これが物販じゃなくてサービス(床屋さんとか)だともう1段階あって
0.[無料]で提供するから儲けは無い
という感じで。(仕入れたものをタダで配るというパターンも無くは無いのでしょうけど)
つまり、「儲け無し」をアピールしている業者に漂ううさんくささの正体は、本当は3のクセにあたかも1であるかのように誤認させているところなのだな、と分かるようになりました。
嘘じゃないからいいだろうと思っているのかもしれないけど、商売って信用だからね。。