しまぐらし ~事務屋の日記~

霞が関で国家公務員を務めていた事務屋さんが、ひょんなことから島に移住していろいろと思うところを書き連ねていきます。

いなかは監視社会だと言われるけど、本当にそうなのか?と思い始めた話

いなか暮らしのデメリットとして、「いなかは監視社会だ」と言われることが多いような気がする。
例えば、近所のジジババから「先週、○○で買い物をしてたね」とか「どこどこの道路ですれ違ったね」とか「昨日は夜遅くに帰ってきたね」とか、よく見てるよな~と言われることはよくあるのだ。
なので、その手の監視とか詮索が気になる人は、いなか暮らしは難しいだろうという助言をよく聞く。

しかし、本当にそうか?と思いまして。

いや、経験からして、言われることは多い。
でも、嫌な気持ちになるかどうかは、結局「相手次第」だということに気付きまして。
仲の良い人とか、日頃お世話になってる人に「○○に車が停めてあったね」と言われたって何とも思わない。
心の中にモヤモヤが発生するのは、特に仲が良い訳でもない、よく知らない人だったりするのだ。

そして、なぜ特に仲が良い訳でもない、よく知らない人がそんな詮索をしてくるのか。

いなかは暇だからだ。
よそ者を監視してるんだ。
という原因を挙げる人も多いけど、それだけじゃないような気がしてきまして。
つまり、特に仲が良い訳でもない、よく知らない人であっても、顔を合わせれば何か一言声をかけたい。
とは言っても、毎回天気の話ばかりでは工夫が無い。
という訳で、何か会話のとっかかりになることはないかな?と考えた結果として、「最近どこかで見た」という話題を持ち出しているケースも少なくないのではなかろうか。

真相は分からない。
仲が良くもないし、親しくもない人にそんなこと聞けないので。
でも、全部が全部そうじゃないかもしれないけど、きっとそういうケースもあると思う。
なので、何か詮索的なことを言われたとしても、気にしなければいいんだよな。