しまぐらし ~事務屋の日記~

霞が関で国家公務員を務めていた事務屋さんが、ひょんなことから島に移住していろいろと思うところを書き連ねていきます。

自殺した人が報われるような言動をとることはできないけど、ご冥福をお祈りします。

自分の中で、譲れない信念のようなものがいくつかあるけれども、「自殺した人が報われるような言動を取らない」ということと、「文句を言うやつの尻馬に乗るようなことをしない」ということは気を付けているのです。

今回、テレビに出ていた人が自殺したということで、ネットが荒れていて、そのテレビはみてなかったしその人のこともまったく認知していなかったのだけれども。

亡くなった本人は気の毒なことだし、詳細は知らないけれども酷い話だと思う。
それ以上に、家族は辛いでしょう。お悔やみ申し上げたい。
まだ若かったので、きっとおじいさんとかおばあさんもご存命かもしれない。
それを思うと、本当につらいことです。

それでも、やっぱり、自殺しちゃだめだよ。
どんなにひどいことをされても、死ぬ方が楽だと思ったとしても、自殺はだめだ。
もっと年を取って、ジジババも両親も亡くなって、その後、延命治療を受けるよりも安楽死を選びたい、というような状況なら仕方ないと思えるかもしれないけど。

とにかく、自殺してはだめだ。

その上で、人が死にたくなるほど追い詰めるような連中はクズだ。
ろくな死に方をしないだろう、と思いたいところだけれども、きっと何週間か、何ヶ月か経ったら忘れてしまうのだろうな、とも思う。

だから、すぐに忘れちゃうかもしれないけど、もう二度と同じような言動を繰り返さないように気を付けてほしい。
学校の小さないじめと同じで、最初は小さなことから始まると思うんですよ。

あいつはちょっと変だ、とか。
自分もそう思う、とか。
それが一気に広まって、気が付いたらとんでもない大火事になってたりするわけだ。

最初の数人はそんなつもりじゃなかったかもしれないけど、燃えている火に気づいた人たちが次々に燃料を継ぎ足せば、やがて大きな炎が燃え上がるという構図。
この初期段階って、日常生活の中でもたくさんあるでしょうよ。
個人に対するものだけじゃなくて、団体だったりするし、私人、公人を問わず、誰かが何かを非難して、そこに人が集まってきて我も我もと燃料を持ち寄るアレですよ。
アレは本当にやめてほしいと、常々思っております。

あと、リアリティ番組ってリアルじゃないから。
仮にリアルな部分があったとしても、視聴者には関係ない集団のことなので、現実として受け止めるのはどうかしてると思う。

などなど、いろんなことを感じたニュースでした。
ご冥福をお祈りします。