しまぐらし ~事務屋の日記~

霞が関で国家公務員を務めていた事務屋さんが、ひょんなことから島に移住していろいろと思うところを書き連ねていきます。

幡野広志さんの、なんで僕に聞くんだろう。が2020年cakes上半期優勝ということで勝手に質問に答えてみた

cakes.mu

 

なんで僕に聞くんだろう
じゃなくて、
何を聞かれているんだろう?
ですよね。
わたしは苦しんでいますので聞いてください、ということなのかな。
それとも、離婚するかしないかを決めたいのか。


夫は、付き合い始めた頃からずーーっと前カノに未練があるのでしょう。
妻の里帰り出産を機に会いに行ったら、前カノもその気になっていると。
でも夫は妻と子供が大切だからと言ってくる。
離婚する覚悟もできている。

妻は夫の前カノへの未練が許せない。
でも、子供のためには分かれない方がよいと思っている。


選択肢を、離婚する・しない、で考えてみよう。

離婚した場合の妻の懸念は、子供から父親を奪ってしまったことに苛まれる、ということか。
でもまあ、シングルマザーの子でも元気に過ごしている子はたくさんいるからな、、、ちょっと保留しておこう。

離婚しない場合でも、妻は夫のことを許せないだろう。つまり、夫婦関係の中にその感情を持ち続けることになる。
だって、10年も前の夫の言動でさえ今でも覚えてるんでしょ。
言動に留まらないこんなに大きなゴタゴタが発生したのに、それをきれいさっぱり忘れられるとは思えないよ。
そういう濁った感情を抱えた夫婦の下で育つ子供って、どうなんですかね。
シングルマザーの子と比べても、遜色ないような気がするんですけど。
むしろストレスが多そう。


それにしても、この夫は自分に酔うタイプだよね。
「彼女と別れてから苦しんだと話すと元恋人は感動してやり直そうといってきた」
「でも自分はもう父親だからだめだと断って、帰り道すごく泣いた」
しかもそれを「誇らしそう」に言ったんでしょ。

だから、今後どうなってもいいように、夫は酔う用意ができてると思うよ。
離婚すれば元カノのところに飛んで行って、10年越しの真実の愛を結実させるだろうし、離婚しなくても、妻と子のために真実の愛を封印したオレになれるし。
どっちに転んでもいい、そのような覚悟ができているんじゃないか。

しかも、過去に元カノと比べるような言葉を妻に言ったのは覚えてないと言うのに、妻の帰省中にしれっと元カノに会いに行ったんでしょ?
言ったことは覚えてないのに、会いに行く。
それが夫の答えだと思うけどね。

 

ということを踏まえて保留点に戻ってみよう。

シングルマザーの子になることについて。
一般的には両親揃っているのがよいと思うけど、このような父親と一緒にいた方がいいかは疑問。
そして、今後ほぼ確実に両親が不仲になるかもしれないと思うと、やっぱり疑問がのこりますよね。

あとは妻がシングルマザーになることについてどう思っているのか。
夫のどこがよくて結婚したのか。
そのあたりを知りたいと思いました。

だから、夫のことは考えずに、自分がどうしたいかを考えればいいと思うんだけど。

 

幡野さんがどう答えたかをまだ読んでいないので、すごく楽しみ。